キーワードは『無限〇〇』

ネットのレシピサイトをのぞくと目に飛び込んでくる「無限〇〇」。元祖は「無限ピーマン」だそうで、シンプルな作り方なのに箸が止まらないほど美味しいと話題になりました。ピーマンに始まり、キャベツやらモヤシやら、それこそ無限に増殖中!

無限ピーマン!? 無限は盛りすぎかも…

数年前からSNSを沸かせている無限レシピの元祖と言えば「無限ピーマン」です。最初の登場は2015年とも2016年とも言われ、Twitterで広まったというだけあって作り方はとにかく簡単!ピーマンを切ってツナ缶と混ぜ、ゴマ油、塩コショウをして電子レンジでチンするだけです。それなのに「うまい!」「ご飯一杯じゃ足りないほど箸が進む」などの絶賛コメントが並ぶのを見るとつい試したくなる、そしていろいろな食材でトライしたくなるようで、キャベツ、もやし、アボカド等々「無限○○」がいっぱいです。 基本の作り方は「ツナ缶や塩昆布などのうまみ食材と和えて電子レンジで加熱」と超シンプルなのに、野菜嫌いな子どももモリモリ食べてくれる! 料理に不慣れな単身者ばかりか、主婦も大助かりなレシピなのです。

・家にあるものですぐできる
・安い食材だけで大満足!コスパ最高
・1品足りない時に重宝
・不足しがちな野菜を美味しく食べられる

でも、ちょっと待って。確かに美味しいけれど「無限か?」と聞かれればそこまででもない。言うならば、少し“盛りすぎ”のネーミングです。同じくSNSで話題の「ズボラ飯」も、ズボラという割にはちゃんとした料理だったりします。言葉のイメージと現実のズレをツッコミながら料理するのが、また楽しいのかもしれませんね。

ズボラ上等! ネガティブ転じてポジティブに

ズボラ飯と言えば、ネット上にはズボラダイエット、ズボラ家計簿、ズボラ収納、ズボラ旅など「ズボラ〇〇」のオンパレードです。「ずぼら」とは元々、「だらしない」「ルーズ」な態度のことで、面と向かって言われたらムッとする言葉です。ところがここでは不思議と、「簡単」「楽ちん」「誰にでもできる」などポジティブなイメージに…なぜ? 例えば「ズボラ飯」は、ずぼらな人にもできるくらい手間いらずの料理ですが、そんなレシピならマメで料理好きな人も大歓迎のはず。そして人間誰でもずぼらな一面はあるもので、「ちょっとでも楽に、でも満足したい」という気持ちに食い込んでくる!というところでしょうか。 ちょっと盛りすぎだったり、ネガティブなイメージの言葉をあえて使ってみたり、「あれっ?」とココロに引っかかるネーミングがちょこちょこ見られます。

リスキーだけど ネーミングはノリが大事

無限に続く快感 プチプチ潰しでストレス解消

ステキ ネーミング

便利すぎるフレーズ 「美しすぎる人」が多過ぎません?