キーワードは『減プラ・脱プラ』

4月にプラスチック資源循環促進法が施行され、無料で配布されるプラスチック製品に制限がかけられることになりました。サスティナブルとかSDGsという言葉が当たり前になってきた今、罰則云々は別にして、自分にもできることはないかな?

プラ製品 削減対象は12品目

海ガメの鼻にストローが刺さっている映像を見たことはありませんか?海を漂うマイクロプラスチックが魚を通して人の健康にも影響を及ぼすといったショッキングなニュースも耳にしますが、多くの人にとってはどこかよそ事。「ポイ捨てなんかしないもん!ゴミはちゃんと持ち帰るし、リサイクルだってやっているし…」。でも、うっかり風に飛ばされたものまで追いかけて拾う人は少ないのでは?プラスチックのストローもスプーンも、何しろただ!もらって当たり前の空気のような存在なだけに、「ま、いっかー」となるのもわかります。だからこそ、「お付けしますか?」とひと言聞かれただけで、モノとしての価値に目が向くようになるかもしれません。
4月1日からプラスチック資源循環促進法が施行され、無料で配布されてきたカトラリー類など12品目が削減対象になりました。旅館でお馴染みの使い捨て歯ぶらしも、旅行の記念に持ち帰っていたホテルのアメニティーグッズも有料になっているかもよー。

これ、 必要?…ちょっと考える、そこが大事

日本のプラスチック回収率は高いと言われていますが、実は資源としてリサイクルされているのは2割程度だとか。多くは燃やした時のエネルギーを活用する「熱回収」―つまり焼却され、その際は二酸化炭素も排出されています。
これまでのリサイクル活動と言えば、主に消費者側の努力に頼る部分が多かったのですが、そもそもゴミの排出量が少なければ分別やリサイクルの手間、環境負荷も小さくてすみます。プラゴミ全体の量を減らすためには川上から!ということで、使い捨てプラスチック製品を使う事業者にも「本当にこのサービスが必要か?」「別の提供方法はないか?」など、工夫してもらう仕組みになったわけです。
いずれにしても、何も考えず、プラスチック製品を無尽蔵に提供することは許されなくなる。消費者も、不要なものまでもらってポイ!は絶対ダメ。渡す方ももらう方も、ちょっと考えてみる、そこが大事なようです。

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